「俺はDVじゃない」と思っているあなたへ。5つの「否認」パターンと向き合う勇気
監修:Respect Shift 代表 服部 | 最終更新:2026年1月19日
📍 名古屋・愛知・東海エリアからオンラインで全国相談受付中
「うちはたまに激しい喧嘩をするけれど、暴力なんて振るっていない」
「妻が感情的になるから、なだめるために大きな声が出るだけだ」
「俺は家族のために名古屋の厳しいビジネス社会で戦っている。加害者なんて心外だ」
もし、あなたが今、このように感じているのなら、この記事はまさにあなたのためのものです。パートナーから「あなたの言動はDVだ」「一緒にいるのが怖い」と言われ、戸惑いや憤りを感じているかもしれません。自分は家族を愛しているし、守ろうとしている。それなのに、なぜ悪者扱いされなければならないのか。
しかし、私たちDV加害者更生プログラム「Respect Shift(リスペクト・シフト)」の現場では、ある一つの明確な事実が確認されています。それは、DV問題を抱える多くの男性が、初期段階では「自分はDVではない」と確信しているということです。
専門用語で、自分の加害性を無意識に否定してしまう心の働きを「否認(Denial)」と呼びます。これはあなたが嘘つきだから起きるのではありません。自分のプライドや心の安定を守ろうとする、強力な防衛本能なのです。
なぜ「自分はDVではない」と信じ込んでしまうのか?
人間は誰しも、自分を「悪人」だとは認めたくありません。特に、社会的に責任ある立場にいたり、実直に働いていたりする男性ほど、「自分が妻を虐げている」という事実を受け入れることは、アイデンティティの崩壊にも等しい苦痛を伴います。
そのため、脳は無意識のうちに事実を歪め、解釈を変えることで心の安定を保とうとします。これが「否認」です。本人は本気で「自分は悪くない」「妻のためにやったことだ」と信じているため、周囲の説得が届きにくいのです。
あなたは当てはまる?DV加害の5つの「否認」パターン
客観的に自分の言動を振り返ってみましょう。以下の5つのパターンは、更生プログラムの現場で非常によく見られるものです。
1. 事実の否定(完全否定)
「そんなことは言っていない」「手なんてあげていない(相手が勝手に転んだ)」と、起きた出来事そのものを無かったことにします。
2. 過小評価(矮小化)
「ちょっと小突いただけ」「冗談のつもりだった」と、影響を小さく見積もるパターンです。殴っていないからDVではない、という思い込みもこれです。
3. 正当化(原因のすり替え)
「妻がサボるから怒鳴った(妻が悪い)」「俺を怒らせるようなことを言うあいつが悪い」と、暴力を「正当な罰」のように扱います。
4. 責任転嫁
「仕事で疲れていた」「酒さえ飲まなければ優しい」「ストレスが溜まっていた」と、自分の行動の責任を外部に求めます。
5. 定義のすり替え(特権意識)
「これは教育だ」「家族を養っている俺に従うのは当然だ」と、支配を「愛」や「責任感」に定義し直します。
名古屋・東海エリアの社会通念と特権意識
なぜ、これほど多くの男性が「否認」に陥るのでしょうか。それは個人の性格だけでなく、私たちが育ってきた社会環境にも原因があります。
特に名古屋をはじめとする東海地方は、保守的な家族観や「男は強く、一家を支配すべき」という意識が残っている場合があります。こうした「特権意識」が、暴力を「正当な権利の行使」へとすり替え、否認を生み出す温床となっているのです。学習した価値観は、専門プログラムで「学び直す(アンラーニング)」ことが可能です。
「否認」を続けることの代償:家族の崩壊
否認し続けることで一時的に自尊心は守られますが、現実には以下のリスクが進行しています。
- パートナーの心身の崩壊:うつ病やPTSD、恐怖による信頼関係の完全消滅。
- 子どもへの悪影響(面前DV):子どもの脳の発達へのダメージと「暴力の連鎖」。
- 突然の離婚・絶縁:ある日突然、妻が子どもを連れて家を出ます。その時になって謝っても、もう遅いのです。
もう、一人で抱え込まないでください
「自分にも当てはまるかもしれない」と感じたなら、それは変化の兆しです。私たちはあなたを断罪するのではなく、家族と再び笑い合える関係を築くためのサポートをします。
名古屋・東海エリアの方はもちろん、オンラインで全国から誰にも知られずに受講可能です。
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